7月24日、東京都農業振興事務所が主催する消費者交流会「環境に優しい農業を見に行きませんか!?@羽村」が羽村市内で行われました。環境保全型農業に積極的に取り組む、当組合員の宮川修さんと中野峰雄さんの畑を見学しました。
この交流会は、一般消費者や飲食店経営者が東京都エコ農産物栽培に取り組む生産者の畑を見学し、生産者から直接話を聞くことで、環境保全型農業への理解を深めてもらうことが目的です。
参加者はバスで露地圃場とパイプハウスを巡り、宮川さんはナス栽培でのバンカープランツや抵抗性台木を使用する技術、中野さんはイチゴ栽培でのカブリダニの使用や地熱を利用した土壌消毒の技術で農薬使用の削減に取り組んでいると説明しました。
圃場見学の終了後は、JA本店で職員が調理したエコ農産物認証野菜を使った天ぷらや日本各地の減農薬米を食べながら2名の生産者と参加者との意見交換会を行いました。参加者からは、環境に配慮した栽培を行う上での苦労話や、化学合成農薬や化学肥料を削減することで食味に変化はあるのかなど様々な質問があがりました。
宮川さんは「長く農業を残していくためには、環境への負荷を考えることが不可欠」と伝えました。参加した農業高校に通う学生は「今後の授業で参考になる話がたくさん聞けた。このイベントを通じて農業への興味が更に湧いてきた」と話しました。交流会には39人が参加しました。
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